2008年8月30日土曜日

カルシウム

人間の味覚にカルシウムを味として認識している可能性があることが発見されたらしい。このことを明らかにしたのはアメリカペンシルバニア州フィラデルフィアのモネル化学感覚研究所のマイケル・トルドフ博士たちの研究によるもの。
トルドフ博士ら、カルシウム溶液をマウスに与え、熱心に飲む集団があったことを発見。このマウスの舌に、二種類のカルシウムに反応することができる受容体が存在することを突き止めた。
マウスは遺伝子の多くをヒトと共有しており、人間も同じセンサーを有している可能性がある。肝心の味だが、「カルシウムっぽいとしか言いようがない。苦くて、恐らくちょっと酸っぱい」という。 人間が持つ味覚としては、甘味、酸味、苦味、塩味、うま味の5つが確認されている。このうち最後に確認されたうま味は、グルタミン酸などによって生じる味覚で、日本の化学者で故人の池田菊苗さんが発見した。 

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