2008年3月26日水曜日

エイブラハム・リンカーン

今日自分書斎を整理していたら数年前ある尊敬する先輩から頂いた、スゴく素敵な文章を偶然見つけたので忘れないようにメモしときます。

この先輩は私が数年前会社をつぶしたときにも、普通なら皆離れていくはずが、この人だけはそのときも全く全く変わらずお付き合いしてくれた人で、この頃にもらった一枚のコピーです。

内容はアメリカのテキサス大学のロングホーンズというフットボールチームのコーチが適に打ち負かされたチームメンバーに書いた手紙です。

いかがその内容です。

親愛なるロングホーンズ諸君

打ち負かされたこと自体は、なんら恥ずべきことではない。
打ち負かされたまま、発ちあがろうともせず、グラウンドに
横たわっていることこそ、恥ずべきことなのである。
ここで、数多くの敗北を喫しながらも、そこから立ち上がる
勇気を持っていたい偉人の、敗北の、歴史を紹介しよう。

1832年  失業
1832年  州議会選挙で落選
1833年  事業に失敗
1834年  州議会議員に落選
1835年  婚約者死亡
1836年  神経衰弱病
1838年  州議会議長落選
1843年  連邦下院議員氏名投票敗退
1846年  連邦下院議員当選
1849年  国土調査官を拒否される
1854年  連邦上院議員落選
1856年  副大統領指名投票で敗退
1858年  連邦上院議員に再度落選

そして、1860年  エイブラハム・リンカーン米国大統領に選出された。

諸君も、三軍でスタートしても六軍に落ちることがあるかもしれない。
あるいは一軍でスタートしても四軍に落ちることだってあるだろう。
諸君が、常に自問自答すべきことは、「打ち負かされた後、自分を何をしようとしているのか?」
ということである。
いたずらに不平を述べ情けなく思うだけか、あるいは闘志を燃やして
再び立ち向かっていくのか、ということである。
今秋、競技場でプレイする諸君の誰もが一度や二度は打ち負かされるだろう。
一度も負けたことの無いプレーヤーなんてかつていたことが無い。
ただ、一流のプレーヤーは可能な限り速やかにあらゆる努力を払って
立ち上がろうと勤める。
並みのフットボールプレーヤーは立ち上がるのが少しばかり遅い。
敗者は何時までもグラウンドで横たわったままである。


テキサス大学ロングホーンズ
ヘッドコーチ
ダレル・ロイヤル

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